なんとか… なんとかして山南さんをこの世に留めることはできないだろうか? 私は沈黙の中、自分の脳みそをフル回転させた。 もしも山南さんが生きたいとひどく懇願すれば、 切腹を取りやめてくれるかも知れない。 そんな甘っちょろい考えの一心で。 「明里…さん。」 私は1人の人物を思い出した。 「私はこの世に悔いはない。」 山南さんは無表情でただ一言。