山南さんは私のした行動に驚きを隠せないようだった。 「何かご用でも?」 「用がないと座っちゃダメなんですか?」 なぜか独りにさせたくないと思った。 山南さんはいつも近寄りがたい雰囲気を出していて、 平隊士はめったに話しかけたりはしない。 「いえいえ、勝手にどうぞ。」 山南さんはそんな皮肉こもった言い方をしたが、 どこか嬉しさが混ざっているような気がした。