「これでよし!!」 私は手に持つかごの中のものが空っぽになったのを確認して言った。 私は今、洗濯をやっとやり終えたところだ この時代は洗濯機なんてないから全部が手洗いで、とてもめんどくさい。 「洗濯、ご苦労様です。」 急に声をかけられ私はその方を見ると、 声の主は縁側に一人座っていた。 「…あっ、…山…南さん?」 その人とはあまり関わりがないために 名前を思い出すのに間が空いた。