―5秒ほどの沈黙。


「別に断る理由はねーだろ」


その沈黙を破ったのは竜。


「そうね。一緒にやりましょ」


凛の言葉にその女の子は笑顔で「ありがとう」と言った。


「ところで名前は?あ、あたしは陽花ね」


「俺は歩」

「私は凛」

「‥竜」


次々に自己紹介した。


「あ、私は美雪といいます」


そのセーラー服の少女の名前は美雪(ミユキ)。