「じゃあ‥美雪は幽霊だったの?」 「うーん‥成仏できずにくっきりとした幽霊って感じ。」 凛は怖がりではないため、美雪の事には恐怖を感じることがなかった。 「だから凛ちゃん!‥左目ちょうだい‥?」 いきなり無表情になる美雪。 「いや‥さすがに‥」 「無理なんて言わせない。やっと見つけたの」 その言葉か合図かのように、凛は金縛りに合った。