鬼は友達で、美雪は隠れる方。 かくれんぼは小さな公園でやっていたため、すぐに見つかった。 「美雪、私の友達がね‥階段で落ちちゃって、ちょうど落ちた所に物があって‥左目失明しちゃったの」 美雪はなぜこの話を聞かされているか分からなかった。 でも一様、 「そうなんだ‥可哀想」 と、言った。 その言葉に友達は目を輝せた。