「はっ‥お前、冗談はよせ」 「めんどくせぇな」 そんな乱暴な言葉に歩は固まった。 「早く私に商品ちょうだいよ」 ジリジリと迫っていく美雪と歩の距離。 「竜くんの命がほしい」 ―ゾクッ。 「っ安田!早く捕まえろ!」 「あ‥竜様!?顔色が‥」 「早く!」 「ふはははっ!‥無駄だって言ってるじゃない」 ―バンッ。