「これは陽花ちゃんの血だよ」 この言葉で歩は体が固まった。 「‥どーゆー事だ?」 「陽花ちゃんを見つけたから商品を貰ったんだよ」 「商品って‥‥お前!」 「歩くんって頭の回転早いねー♪私は陽花ちゃんから命をもらったの」 歩の目に映るのは、悪魔みたいに不気味に笑う美雪の姿だった。