「‥探しにいくか」 歩はやっぱり陽花が心配になり、外へ探しに出た。 しかし今は夜。 目だけで見つけるのはさすがにキツイ。 歩は陽花に電話をかけながら探した。 ―プルルルル。 「‥は?」 陽花に電話をかけた瞬間、どこからか音がした。 ―プルルルル。 「陽花の携帯か?」 その音を頼りに、歩は再び歩きだした。 その瞬間。