「み‥美雪?なんでナイフなんて持ってるの?」


そう、ポケットから出したのは小さいナイフだった。


「なんでって‥欲しいものくれるんでしょ?」


美雪の言葉の意味が分からず、陽花は聞いてしまった。


「美雪の欲しいものは何?」


この言葉を聞いて数秒後。


美雪はニヤッと笑い出した。