狂乱っていう暴走族は、みんな友達感覚なんだ。
例えるなら学校の友達。
好きな人もいれば嫌いな人もいる。
学校が侮辱されたら嫌な気分になったり、有名人がでたら自慢したくなる。
人それぞれ思ってる事は違うかもしれないけど、あたしにとってここは青春の在り処。
もちろん、通ってる学校もだけどね。
「さっちゃんさ、ぶっちゃけ魔女のこと、どう思ってんの?」
「嫌な奴」
「あっさりしてんなー」
「だってそうなんだもん」
物語のヒロインとしては、とても魅力的。
あたしみたいな普通すぎる女の子よりも、過去に闇を抱えたあのこの子の方が誰もが知りたくなる。
しかも美人だしね。



