雪花狂乱〜不良少女は秘密をもつ〜




「なー。もーそろそろいいんじゃねーの?」

「何がだよ、」

「ほら、俺ら宣戦布告しちゃったし?堂々と暴れてもいいよな!?」

「それは春陽が勝手にしたことだし、俺ら聞いてないし」

「たーいーちー!おま、総長に向ってっ…」




相変わらず、騒がしい。





「あ、さっちゃん!久しぶり!」

「久しぶり…。ここ、すごく散らかってるんだけど…」

「春陽が最近寝泊まりしてるから」

「春陽帰ってないの…?」

「帰ってない!!」

「はぁ…」




あたしは、床に散らかっているカップラーメンの容器やペットボトルを拾う。



ほんと、春陽って困ったやつ…。




にしても、ここに来るのも久しぶりだな…。