男がナイフを取り出し、神楽愛理の服を切り裂く。
床に押し倒された神楽愛理。
なんとなく、これからの展開がうかがえる。
遠くからでもわかる。
鬼神の総長の舌が、神楽愛理の身体を這うのが。
他の男達は、それを見るかのように取り囲んでいる。
「いやっ…やめろっ…!」
神楽愛理は泣き叫んでいる。
「やめねぇよ!!」
そして、男の指が神楽愛理の中へと……
『さちこ』
なぎ、さん……。
このまま、ただ見て終わってからでもあいつら倒すことはできる。
あたしは神楽愛理には興味がない。
むしろ、魔女のお面が剥がれる彼女を見てみたい。



