「あははは!エディ。お前サイコー!」
「アハハハ!ヒデこそサイコーさ!」
お互い缶ビール片手に異様なまでに盛り上がってしまっているエディと英明。
テーブルの上には大量の空き缶が転がってしまっていた。
「遙ちゃん。この明太子美味しいね?」
「それ私の実家から今日届いたんです」
「ハルカ。このライスボールもおいしいよ!」
「ふふふ。ありがと政宗くん、これおにぎりって言うんだよ」
「ハルカ!これはなんて言うの?」
「それはね信長くん、有明海苔、美味しいでしょ?」
「うん!おいしい!」
「おにぎりに巻いて食べるともっと美味しいよ」
せかせかと双子の世話をしながら、時折英明達と賑やかに笑い合う遙。
いつの間にか意気投合してしまったエディと英明が酒盛りを始めてしまうのに、さほど時間はかからなかった。
俺は酒も飲めず今だ風呂にも入れず、この賑やかなリビングで一人だけ大人しく遙が作ってくれたおにぎりをもそもそと食べていた。
今の内に風呂にでも入ってくるか。
遙に風呂に入れてもらうのはさすがの俺でも躊躇われる。
肩は相変わらず痛むけど、あまり動かさなけなれば大丈夫だろう。
今日はホントに色んな事が一度にあり過ぎて、早く休みたいと言うのが正直な所。
さりげなくトイレにでも行くように立ち上がると、俺はバスルームへと向かった。

