それからというもの清香は悉く士塚忍を追っかけまわすようになった。




士塚忍LOVEと言う事以外、華奢で可愛くておしとやかな清香お嬢様だ。


「何でよりによって士塚だよ~!?」


「趣味、趣味だけがザンネン過ぎるぅー」


学校の野郎共はそう叫んで悲嘆に暮れた。






「貴様等ごとき野郎がお嬢様を軽々しく語るな。穢れるわっ!」



執事・守屋がそんな野郎共までも軽々一蹴。


ついでに



「その中でも最もたる下等生物がぁぁああ。お嬢様から即刻離れろ!!」


「言いがかりだぁ~!俺が近づいてんじゃねーでしょー!!」



士塚忍まで追い払う。



美影に至っては





「兄さんを取られちゃってもいいんですか!?もっとガツガツ攻めるべし!!」


「うっせぇよっ!」




悉く、私に発破をかけてきやがる。



味方なのはありがたいけど、明らか、自分の為だよな?







ともかく、私だって頑張ってんだっつーの、これでも!