私はチラリと士塚忍を伺った。
士塚忍は今、私の護衛だ。
コイツ、まさか、私との契約を打ち切って、お嬢様に乗り換えンじゃねーだろーな。
そんなことしたら、真剣の試し切りに使ってやる・・・・
そんなことを思っていると、いきなりぐいっと引っ張られた。
「このヒト、俺のご主人様♪と言うワケで、契約はできませーん。」
ハッキリ断ってくれたトコロはヨシとしよう・・・
だがな。
まるで盾のように、お嬢様の前に突き出しやがって。
笑顔のまま温度を下げたお嬢様を、私にどーしろと?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…