この第一声時の邪気のない笑顔にヤラレタ。
一応、黙っていれば、王子様レベルで顔は良いんだ。
ザンネンな事に、アホ過ぎる性格が全面に出ているお陰で全くそうは見えないが。
だけど外見だけに一目ぼれというわけでもない。
士塚忍とはクラスも違って、まるで接点がないが、未だに顔を合わせれば声を掛けてきてくれるんだ。
今更、私が常に独りでいるワケを知らないでもなかろうに。
独りでいるのにはもう慣れたし、今更、トモダチが欲しいなんて思ってるわけじゃない。
だけど、士塚忍だけは、なんの気構えも戸惑いもなく。
まるでフツーのオンナノコと変わらぬ扱いに、心が擽られる。
『ひゅーひゅー、キョーもビジーンだねー!だから絶対パンツ黒!あ、それともスケスケ派!?』
・・・だから、の意味が分かンねーよ。
これがコイツにとって他の女の子と変わらぬ扱いってんだから、頭が痛くなる。
いっそ分からんのは、こんな挨拶にトキメク自分自身なんだが・・・・。


