守ってあげちゃう


多分、百人いたら百人がカワイイと断言するだろう美少女。




「え?は?なんで、清香ちゃん?」




「勿論、忍様を追っかけてきたに決まってます!お寂しゅうございました。」



「あー・・・はは。ホント、久しぶりネ。」




おいっ!



マヂで誰だよ、コイツ!!







口を開きかけた矢先、



「お嬢様―っ!!!」







後ろから追っかけてきた声に、振り返って、びっくら。








「お嬢様っ、いきなり走って危ないじゃありませんか!何よりレディーとしてはしたないではございませんか。」







・・・・執事、だ。





燕尾服を着たいかにもな執事なんて、生で見たのは初めてだ。




こんなヤツ、執事喫茶以外で本当に生存してたのか・・・。