「そのなんだ・・・・士塚忍とは一緒の布団に寝てンだが・・・」
「・・・一緒に・・・寝てる・・・・」
オウム返しに呟いたミカゲは相変わらずの笑顔だが
『あーのーやーろー。あれほど釘刺したのに、クライアント様に何してけつかるっ!』
と思っているのは明らかで、私は慌てて続ける。
「いやっ!だから!!手ぇだされねぇんだよっ!一度も!!コレはアイツが恋人の右手にガッツリ満足してるからなのか、私の女力がヤツの右手以下なのか、どー思う!?」
こちとら真剣に悩んでんだヨ。
題名はずばり『ザ・自分の魅力、について』だ。
そして出るのは溜息ときた・・・。


