守ってあげちゃう






「・・・・・・・・・・」









ね、寝てるしっ!?











士塚忍は清々しく爆睡中だった。

ぽかんと開けた口からヨダレを垂らしたなんとも太平楽な寝顔。



見詰める士塚忍の顔がにまーと歪む。




「・・・んふっ・・・ブロンドダイナマイトぼでぃ~・・・・」



ぶちっ!



「てめっ、何勝手に寝てんだよっ!!」


「うお!?・・・え!?なに!?金髪ねーちゃんは???」




「シネッッ!!」



このヤロー!

私の期待と覚悟と純情を返せ、バカヤロー!!



心から、首を絞める私。







深夜のマンションに「ぐえええ」という断末魔が轟いた。