「いやっほ~♪姫、楽しんでっかい?」 赤ちょうちんのオッサンのノリで、我が旦那が登場。 「・・・オマエはテンション高いな。」 「んふ~♪なんたって今夜は初夜デスから!!!初夜っ初~夜っ!」 「・・・・」 これは、まぁ、本心だろうな。 多分、美影も同時にそっと心の中で突っ込んだことだろう。 美影も去ってほんのひと時の二人きり。 ふいに手を握られて顔を上げると士塚忍がニコリと笑った。 いや、『本物』の顔で。