「式から夫婦喧嘩かよ。めでたいめでたい。」
「・・・ソレのどこがめでたいんですか、仁士さん・・・」
「あっはーダイジョーブ♪なんたって二人には僕達がついてるんだし!」
「それに、この姫が伴侶です。忍の言い分じゃないけれど、我一族の未来は安心です。」
士塚忍の立場を存続させてると言っても過言ではない四人の言葉に、会場もナントカ落ちついた。
なんやかんやと披露宴が進む。
出し物は定番の歌とか踊りとかじゃなく
水とんの術、だとか
火とんの術~、だとか
さすが忍びらしい。
いや、消防団員による出初式みたいなカンジもしないでもないが。


