「すまんな。」 「いや、職務に忠実なヤツは基本、キライじゃないさ。」 言いながら、自販機から取り出した缶を鮫島に渡した。 それを見て、鮫島がほんの少し顎を持ち上げる。 「この間、ウチの君主が世話になったな。」 渡したのはしるこ。 後ろから間髪いれず奪われたケドな。