飲んだら僕に効いただろうか? まぁ、カンケーないか。 だってそうと知って、僕が飲むことはないのだから。 恋の味がしるこ味なんて初めて知ったけど。 僕はきっとこんな風に恋の味など知らずに生きて行くのだろう。 女一人に振りまわされる人生より、 何千、何万の人間を駒にして、世界を動かす人生の方が僕の性に合っている。 手にあるしるこ缶に困惑顔をしている宵クンをほっといて、 僕はパソコンを取り出し 世界征服の為にまた今日も精を出す。 --------kazukiyo side end.