「おいなんとか言ったらどーなんだよ。」 ヘラヘラ笑って、男の一人が僕をド突こうと腕を振り上げる。 反射的なモノで僕はそれをひょいっとかわした ・・・けど足元がふらついた。 ・・・ココアじゃなくて葛根湯を呑むべきかもしれない。 「生意気によけてんじゃねーよ!」 でもマズイからヤなんだよ、アレ。 宵クンに頼んで甘い葛根湯調合してもらおうかな。 「はっ!逃げるしかできないのか?」 ・・・甘い葛根湯ってナニ? ・・・自覚以上に頭が熱に犯されているかもしれない。