「取り巻きがいるときゃ威勢がいいくせに、一人だと随分大人しいじゃないか。ビビってんのか、あ゛ぁん?」



「言っとくけど俺等、オマエの会社なんざ縁もゆかりもねぇからな。家の力で脅そうったって無駄だぜ?オボッチャマ。」






体調管理はしてたつもりだが、最近の肌寒さに加えて、仕事に熱中し過ぎてどうも風邪をひいたっぽい。



今すぐに温かい教室に入って、温かいコーヒーを呑みたいものだ。


喉がイタイから、ココアにしよう。







そんなコトを考える僕の目の前には茶髪のバカ二人。



現在、木枯らしの冷たい渡り廊下で足止め中だ。