俺は手裏剣を引っこ抜いて・・・向かった。 ヤツではなく洗濯モン干してる姫のトコロに。 「コレ、後から忍さんに返しといてくんね?あ、出来たら二人きりン時。」 「んぁ?イイケド。なんだ、不自然?」 「いいんだよ。じゃ、くれぐれもヨロシク。」 「おう。」 アノヒトの機嫌を直すなら、俺が謝るよか、姫を刺客に送ってやった方が絶対効果的。 それから俺は仁士さん、雷さん、南波さんを下の階の道場へ誘って部屋を出た。