のろのろと部屋へ入ろうとした時、後ろからタタタタ・・・と軽い足取りが近づいてきました。 ん? 足音でそれが美姫だとは分かっていましたが 振り返った途端俺の胸倉が掴まれ 唇に柔らかな感触――― チュッと音がして離れ 俺を見詰めてふっと微笑する美姫。 「オヤスミ。」 それだけ言ってまた足早に去って行きました。 俺はふらふら~と部屋に入って ベッドに倒れ込みました。 「ヤベ・・・不意打ち。顔ニヤケル。」 てか、そこいらの野郎よりキスがカッコ良過ぎでしょ。