守ってあげちゃう


美影がにこっと笑う。



「まー、そう、焦るコトもないよ。素質は十分あるんだし、後二、三年・・・僕等と同じくらいの歳になれば嫌でも強くなってるよ。」




「は・ぁ・・・美影さんにそう言ってもらえると心強いですけど。」



んん・・・・?




「はっ!?」


「「へ?」」




覇気のような私の声に一同が怪訝な顔を向けた。






「ちょっと待て、北斗は私と同じ歳だろう?」


「へ?あー・・・姫は知らなかったっけ?コイツ本来中三だよ?」


「はぁっ!?」




説明は僕の役目とばかりに雷が端然と説明しだす。