「姫~」
家に戻ると、既に待っていたみんなに出迎えられた。
「無事でヨカッタよぉ~。」
南波がむぎゅ~と抱きついてくる。
「あれはイイのかよ、あれは!」
「ヨクナイけど、イイ。」
後ろで士塚忍と北斗でそんなやり取りをする。
雷が北斗に笑いかける。
「北斗もお疲れさん。ガンバッタな。」
「・・・いえ、みなさんこそお疲れ様でした。」
それに、と北斗がちょっと居心地悪そうに頭を掻く。
「殆ど姫さんに助けられたの俺の方だし。後、忍、サンにも・・・・」
その言葉にみんなほんの少し目を見張って、その後ふっとほほ笑んだ。
みんな北斗の変化に何も言わなかったけど、
多分、コレで大丈夫だ、と思ったのは間違いない。


