守ってあげちゃう


手から放たれた豆粒みたいなものが下に落ち
火花を散らした。








ある者は爆弾の餌食に

ある者は逃れようとして蜘蛛の糸に血を噴き出し




下の世界は阿鼻叫喚と化した。







士塚忍―――ライは静かに冷徹にそれを見下ろしていた。










「ザンネン・・・やっぱり惜しいなぁ・・・」


ぽそっと呟き、一清が顔を上げた。





「認めるよ、忍。僕の完敗。」






それがゲーム終了の合図だった。