「最近姿見なかったケド、忙しそうだね。」


「オマエが言うんじゃね~やい。オマエの尻ぬぐいでアッチコッチ借り作っちゃって、も~この先返すのに大変だっつーの!」


「あは。大したことはしてナイだろ?それでも二ヶ月くらいはかかるかと踏んでたのに、数週間でこれだけ沈めちゃったのはさすがだなぁ~。」



「ウチの部下腕利き揃いなんで★」






べぇっと舌を出し、士塚忍は一清のプレートにあったミニハンバーグをザックリフォークで突き差した。

なんとも堂々とした略奪だな。









「ところで、いつもくっついてるあの忠犬三匹衆はいずこへ?」



「白々しー。オマエがウチの支部に総攻撃かけるとか、アホなコトしてけつかるから、今総出で収拾つけてんでしょーが。」






士塚一族は派遣業を主としているため、日本各地に支部を持っている。



ふ~ん。

アイツ等今、アッチコッチに散らばってるワケか。