「てか、オマエ、私に懐いてるか?」

「いっぺん頭かち割って脳みそ総入れ替えした方がいいんじゃね?」

「だよな。」



チッ、反抗期め。

母ちゃん悲しいぜ。





その日も、北斗とそんな言いあいをする相変わらず穏やかな日だった。


だがそれが表面上に限ったものだと知っている。





朝には既に南波も仁士も雷もいなかった。






だが珍しく私達と一緒に士塚忍ダケは残っていた。