守ってあげちゃう



一日何事もなく終了。





何事もなく・・・てか、

石清水の息がかかった者が、あれこれちゃっちいイヤガラセをしてきて、全て北斗が撃退した。


軟弱なボッチャン、ジョウチャンの体当たりのイヤガラセ程度なら私でも撃退できるんだけどな。

一応立場ってものを考えて任せた。





士塚忍やその他は、学校中にばらまかれた問題を解決すべく奮起しているようで、殆ど現れない。


それで相変わらず不機嫌な北斗を従え、家まで帰ってきた。





はぁ・・・またか。

ビルまで帰ってくると、アチコチから感じる視線。





「当然だ。次期一族党首の伴侶だからな。みんな興味があんに決まってる。」


エレベーターに乗り込んで、北斗が徐にそう言った。