二度と騙される気はナイ。
裏切られる気もナイ。
だが・・・そうだな。
状況や立場が違えば、気安い友としてやっていけたんじゃないか・・・と思ってる。
オメデタイ考えかもしれないが、私が宵といて気楽だと感じたように、アイツも私といるのを苦には思ってなかったんじゃないかと、今更ながらに思ってんだ。
「・・・どーでもいいわ、そんなコト。俺にゃカンケーねぇ」
せっかく話してやったのに、北斗から返って来たのはそんな言葉で。
「ともかくアンタは今、一応とはいえ士塚一族の次期頭領の許嫁って立場なんだからな。その辺よっっく弁えて行動しろよなっ!」
反抗期クンつか、口うるさいオカンみたいだぜ、ほっくん・・・やれやれ。


