守ってあげちゃう





「じゃあ、仁士と雷にもご報告してくる~。じゃ、後よろしくね、ほっくん★」


そう言って、南波がるんたったと去って行った。

言い忘れていたが、仁士と雷と南波は一個上だ。




「ちっ・・・勉強出来るからってイイ気になんなよっ!」

南波がいなくなった途端吠えんな、ほっくんよ・・・。

相変わらずの反抗期だな。




ちなみに北斗は10位。


私との点差は僅か二点だ。


認めさせるにはまだちっと点数足りねぇな。








人知れず溜息を吐いた時、

すっと隣に来た人物に何気に視線をやって、僅かに目を眇めた。