それから一時間後――――
「こ、これは・・・っ!!」
「うっそ!!!」
「「「「「ウマッ」」」」」
そーだろーともよ。
私はみんなの賛辞を快く受け取った。
てか、コイツ等全員、飯マズ過ぎだ・・・。
食事の支度は士塚忍と私を覗く四人の部下の当番制。
仁士はともかく焼けばイイやの山族料理専門。
雷はレシピに忠実に作り、挙句、焼き時間が一分多い・・・と言ってはまた一からやり直しするため時間がかかり過ぎる。
殆ど理科の実験のような有様。
南波に至っては闇鍋感覚。
何が入っているのか皆目見当もつかないので、食べるのにかなりの決心がいる。
手慣れているとは言えないまでも北斗のが一番マトモだ。
だからと言って、四日に一回回ってくる料理を楽しみにする食生活なんて悲し過ぎる。
というか、堪えられん!!!


