・・・もう嫌だ。 ある日の夕方、私は切実に思っていた。 新しい学校にもボチボチ慣れてきた頃である。 そして、同時に新しい住まいにも慣れようというトコロ。 だがしかし・・・。 ダメだ・・・ もうこんな生活堪えらんねぇ!!! 私は意を決して、私に背を向けている仁士の肩を掴んだ。 「・・・・頼みがある。」