守ってあげちゃう


私の驚く声に驚いて飛び跳ねた士塚は、私の質問に「えー?フツーに?」とあまり模範的ではない回答を返す。



ここ、個人部屋だぞ。


しかも家の奴等がいて、間違いなく本来であれば足止めを食らわされるハズで。

フツーにとか、ありえねぇんだよ。







しかも、早っ・・・・・。






部屋の中だから靴を脱いでいるのは常識だとしても、それを手に持って、背中には荷物なんだろうけど唐草模様の風呂敷を背負う、とか・・・・







どう見てもコソ泥だ。