次の日。 私に用意されていたのは新しい学校の制服だ。 新しい学校・・・・か。 これまで鮫島の名前の所為で公共の場で馴染めた事がないからな・・・。 「ご安心あれぇ~ひめぇぇ・・・ぅぇっ」 下降するエレベーターの中で、そう言った士塚忍を呆れた目で見る。 「てか、オマエの方が大丈夫かってカンジなんだが?」 徹夜の宴の所為で、士塚忍は残業がえりのサラリーマンのようにヨレヨレだ。