「はぁぁああ!?結婚・・・しょや、だぁあああ!?」
寝耳に水のセリフに素っ頓狂な声を上げる。
いきなり一気に顔が熱くなったじゃねーかよっ!
「ちょ、待て!オマエ、待つって昨日いったばかりだろーが!」
「うん。だから待ったでしょ、24時間。」
「ざけんなっ!」
「俺、気が長い方じゃないから早く覚悟つけてネって言ったよね?」
「屁理屈こねてんじゃねーっ!!」
「美姫」
いきなり甘い声で名前を呼ばれて一瞬にして動けなくなる。
本気モードのコイツって、
・・・・苦手だ。
ドキドキし過ぎて反抗できなくなる。
そんな私をすくっと笑って、ライの顔でそっと近づいた。
ぎゅっと目を瞑る。


