学校が休みだった次の日――――
現在私の前には厳めしい顔をした兄さん・・・・
隣にはニヤニヤした士塚忍・・・・・
兄さんが 厳めしい顔で視線を走らせているのは、報告書だ。
士塚忍が―――じゃなく、多分美影が作成した
今回の一連の事件の攻撃と対応が綺麗にまとめられた報告書。
美影・・・忍者をクビになっても有能な事務員として引く手あまただぞ。
兄が憮然とした顔を上げる。
「認めたくないが、オマエが美姫を助けたコト、ついでにウチの仕事を片付けてくれたコトも礼を言う。」
「いやぁ~、百代まで祀ってくれるなんてそんなぁ♪」
「付け上がんなよ?」