「まぁ、全てが明らかにされたわけですし、ここは一つお手合わせ願いましょうか。」 宵がすっと手を上げる。 その手には鋲とかいう・・・忍者道具。 ぅお、すげー・・・マジ、忍者だよ。 なんつって感心してる間もなく、宵が腕を振り放った。 「ひょっひょ~♪」 士塚忍はそのマヌケな掛け声(?)とは裏腹に、手際良く鋲を打ち払って、飛んだ。 ひゅんっと腕を振る。 「・・・っ!?」 攻撃に対し構えた宵がその格好のまま固まった。