後ろ手に縛られ目隠しまでされた車内。 「・・・スマン、宵。」 隣にいる宵に小さく呟く。 「俺の方こそゴメン・・・足手まといになったな・・・」 宵の優しい言葉にきゅっと唇を噛み締める。 どうして宵が謝る。 巻き込んだのは私だ。 最近、日常があまりに普通で・・・ 平和ボケして・・・ すっかり忘れてたんだ。 自分は、誰かを危険に巻きこむ可能性がある存在なんだって。 私はこの世界で普通でなんかいられないんだ・・・・。