放課後。
「さー姫!!今のうちにとっとこ帰りやしょーっ!」
授業が終わるなり士塚忍が教室に飛び込んできた。
清香から逃げてきたのがバレバレである。
早く早くっ、と急き立てる士塚忍に釣られて私も慌てて立ちあがったが・・・・
「忍様―っ♪」
廊下に鈴を転がすようなかわいらしい声が響いた途端、清香がウチの教室に現れた。
んげっ、と顔を引きつらせる士塚忍。
「ヤバ・・・はぁ~、ちょっくら巻いてキマス・・・」
「・・・そうしろ。」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…