意外な闖入者も帰り、日常を取り戻した部屋。
「なぁ・・・オマエ、本当にあれでよかったのか?」
手腕の程は抜きにして、コイツの義理人情を問うてみる。
すると士塚忍は
「ぱんぱかぱーん」
と派手なファンファーレ。
「シンキングターイム!姫は、俺っちと美影とどっちが使えると思う!?」
「美影。」
「じゃあ、信頼できるのはドッチ!?ファイナルアンサー!!!」
「美影。」
「と言うワケで美影に任せて、んーっ、正解っ!!」
「・・・・・だな。」
コイツに任せたら、なんとかなりそうなものもなんとかなりそうにない。
清香のコトは恋敵といえどもちょっと心配だったが、美影に全幅の信頼を寄せるだけ寄せてその日は就寝した。


