放課後は、秘密の時間…

拓真はさ、色々不器用なトコもあっから、結構心配してたけど。


「そっか!両想いおめでと」


満面笑顔のオレに、


「……うん」


拓真も笑った。

それが本当に幸せそうに見えるから、オレまでまた幸せ気分だ。


そもそも、拓真がこんな感情を出すのって超レア。


長年一緒にいるオレだから、っていうのもあるだろうけど。

いつも、余裕クールな優等生の顔で、本心は隠してるからヤツだからさ。


「でも、まだ問題も残ってる」

「問題?」

「セン――……じゃなくて、彼女、彼氏と別れてねぇし」

「……あぁ、そうだよな。味イチで一回あったことあるヤツだっけ?」


“好青年”ってカンジの、いわゆる今風な、多分大学生。

性格もすげーよさげっぽいし、何より、あかりちゃんのことすげー好きなのがなんだか見てて分かった。


あの人がライバルだと……

まぁちょっと――かなり、ハードル高いけど。


「何も心配することねーって!カノジョが今好きなのは、お前なんだから」

「知ってる」

「なんだよ……自信満々じゃんか。オレが心配するまでもねーじゃん」

「かもな」