「雑魚共…だと?」
零が声を低くして聞いてきた。
「あぁ、そうだ。こんな学校、雑魚共の集まりにしかすぎねぇんだよ…くだらねぇんだよ!!弱い者同士が何ダチだ仲間だ言ってんの?傷の舐め合いして何が楽しいわけ?あたしには理解出来ねぇよ、んなくだらねぇこと。そんなんだから、バカにされんだよ!!」
「………バカにされる…だと?」
「そんなんだからあんな、勉強しか取り柄がない連中に、ナメられんだよ!!」
「…………萌依?」
「お前…隣の高校に行ったのか?」
「あぁそうだよ!!兄貴が通ってんだよ!!今行ってきたら、三つ葉校ってだけで、ボロクソ言われたんだよ!!」
あたし、何言ってんだろ…。
んなこと、コイツらには
関係ねぇのによぉ…。
バッカみてぇじゃん…。

