なぜか部屋には、
零と祐紀が残った。
「用がねぇんなら、出て行けよな」
「お前の言葉使いの悪さは、どうにかならないのか?」
「テメェらに言われたくねぇよ」
あんたらも十分口がワリィじゃねえか。
そう文句を言うと、
「お前さ、その態度、やめてくれねぇ?ムカつくんだけど」
と、祐紀に言われた。
その態度…?
「なんだよ、それ」
「だからその、態度だよ!!態度!!」
「態度…?」
なんのこと言ってるのか、
さっぱりわかんねぇ。
「もう少し、馴染もうとしろよな。そんな態度じゃ、誰も寄って来ねーよ?」
「馴染む…だと?ふざけたことを言うな。あたしは、あんたたちみたいな雑魚共と馴れ合う気はない。高校を卒業さえ出来れば、それでいいんだよ。あたしのことはほっとけよな」