「言葉使いが悪いな。どこでパスを手に入れたのかは知らないが、ここは君みたいな人間が来る場所じゃない。バカ校の寮に帰るといい」
……………今、おもいっきり、
バカにされたよね?
あたしも、学校も。
「うるさい。どいて。あたしは、真面目だけが取り柄のお前らにバカにされるほど、低レベルな人間じゃない」
高校は好きなだけ、
バカにすればいい。
ただあたしを罵倒するのだけは、
許さない。
頭脳以外であたしに、
勝てないお前らに、
罵倒される筋合いはない。
「なんだと…?」
「邪魔だからどけよ」
「ふざけるのもいい加減に…「いい加減にするのは、加藤。テメェだ」」
「結斗」
「す…諏訪?」
加藤、と呼ばれたソイツは、
驚いた表情で
結斗(とオマケの啓斗)を見た。

